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水掛祭は、4月ごろの東南アジアの伝統的新年に先立って、古い年の罪や穢れを洗い流すお祭りです。ミャンマーは水掛祭が最も盛んに行われる国の一つですが、クーデター以降まともに行われていません。私たちは同じアジアの仲間として、今大変な思いをしているミャンマーの人たちのために、平和への祈りを込めて水掛祭を堺で開催することにしました。
文化は国境を越えて人々をつなげ、芸術こそ人を踏みつけにする暴力に対抗する力をもつと私たちは確信しています。
※水掛祭の収益の一部と寄付金を、NUG日本事務所を通じてミャンマーのNUG人権省へ届けます。
ストーリー
「まだ大阪では水掛祭が行われたことがないんです。堺で水掛祭を行いたいんです」
そんな、在日ミャンマー人の一言から、この堺水掛祭は始まりました。大阪、関西で生活する東南アジアの人たちは年々増え続けています。中でも2021年2月にクーデターが発生してからは、ミャンマー人の立場はとても複雑なものになりました。
一方、堺は昔からシルクロード最後の港としてアジアや世界と交流し、平和と自由を愛する文化都市として栄えました。東南アジアとの関係は特に深く、2013年には「自由都市・堺 平和貢献賞」をアウン・サン・スー・チー氏に贈っています。
過去も、そして今はよりいっそう私たちは同じ社会に生きる仲間です。堺水掛祭は、同じ仲間として、生命の大切さ、尊厳が傷つけられていることへの怒りを共有する場です。1年たって関心が薄れつつありますが、ミャンマーで起きていることは、ただミャンマーだけの問題ではありません。日本人、ミャンマー人、アジア人に限ることなく、さまざまな立場の人が集ってくれることを願います。
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